コーヒーに含まれるポリフェノール キャンペーンを開始
2010年2月 1日 13:12
 ネスレ日本は、2月1日からコーヒーに含まれるポリフェノールに焦点をあてた「ネスカフェ&ヘルシーライフキャンペーン」を始める。

 コーヒーには、クロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれており、コーヒーの苦味や香りのもととなっている。コーヒーや茶に含まれるポリフェノールのもつ抗酸化作用が、脳卒中のリスク低減や、インスリン感受性を改善し2型糖尿病の予防につながるという研究報告が発表されている。

 同社では、コーヒーの「ポリフェノールの摂取量」に着目し、近藤和雄・お茶の水女子大学教授と共同で、日本人のポリフェノールの摂取量とコーヒーの飲用に関して調査した。その結果、日本人が1日に摂取しているポリフェノール量の約半分はコーヒーからであることが分かったという。

 同社によると、同社のブランド「ネスカフェ」は日本で1年間に110億杯が飲まれている。「日本人が、1日で、いちばんポリフェノールをとっているのは、ネスカフェからだった。」として、コーヒー豆にはポリフェノールが含まれていることを示す「ポリフェノールマーク」を同社製品に順次表示する。

ネスレ日本(株)

コーヒーが女性の脳卒中リスクを低下

 喫煙をしない女性では、コーヒーを長期間飲んでいる人ほど脳卒中の発症リスクが低下する傾向があるという知見が昨年発表された。米国の大規模疫学研究であきらかになったもので、米国心臓学会が発行する医学誌「Circulation」2009年3月3日号に発表された。

 研究は、米ハーバード大学(ボストン)医学部・公衆衛生学部の研究者らが、1980年から2004年にかけて24年間、「看護師の健康調査(Nurses Health Study)」に参加した女性8万3,076人(平均年齢55歳)のデータから、コーヒーの摂取状況と脳卒中リスクの関連について分析したもの。

 その結果、コーヒー摂取と脳卒中リスクの増減との関連はみられなかったが、喫煙やアルコール摂取などの因子を調整したところ、コーヒーの摂取と脳卒中の増減について、「1日4カップ以上を飲む女性で脳卒中が20%低下した」、「1日2〜3カップを飲む女性で19%低下した」、「週に5回から7回飲む情勢で12%低下した」という知見が示された。ただし、喫煙習慣のある人ではこれらの予防効果は得られなかった。

 研究者らは「コーヒーに含まれる抗酸化物質が血管機能を改善している可能性がある」と述べているが、「コーヒー摂取は不眠症や高血圧、心疾患の合併症がある場合には、悪影響をもたらす可能性もあるので、該当する人は主治医に相談した方が良い」と付け加えている。

コーヒーが女性の脳卒中リスクを低下 ただし喫煙習慣のない場合に限る(日本生活習慣病予防協会)

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