男性サラリーマンの4割が「メタボが仕事に悪影響」
2010年3月 4日 15:40
 メタボリックシンドロームと判定される30〜40代の男性サラリーマンの約4割はメタボが仕事に悪影響を及ぼしていると感じている。95%は「メタボを改善したい」と考え、うち60%は「すぐにでも改善したい」と積極的だが、実際に日常的にセルフケアしている割合は半数以下――こんな実態が、「糖転移ヘスペリジン・ビタミンP研究会」のインターネット調査で明らかになった。

 調査は2010年1月に実施。メタボリックシンドロームと判定された30〜40代男性サラリーマン400人から回答を得た。

 それによると、「仕事が原因でメタボになった」と感じている人は37%、「メタボが原因で体調不良や欠勤など悪影響を及ぼしている」と感じている人が38%で、3人に1人以上が仕事とメタボの関連を強く意識している。

 また、「メタボ改善のため、日頃からセルフケアをしていますか?」と聞いたところ、58%が「いいえ」と回答。また、メタボと判定されても76%は医療関係者に相談していないことが分かった。その理由は「セルフケアによって改善したい」(34%)、「通院する時間がない」(28%)、「治療費が高額」(14%)が多かった。

 職場での慢性的なストレスが強い人ほど、メタボリックシンドロームの発症リスクが高まるといわれるが、忙しいサラリーマンの多くは、生活習慣の改善に積極的に取り組めていない現状が窺える結果になった。

 この結果について、大阪大学医学部附属病院病院の山下静也教授(循環器内科)は「メタボシックシンドロームでは、抱える危険因子が多いほど重篤な疾患を発症するリスクが高くなる。治療が必要な状態になる前に、まずは生活習慣を改善し正しいセルフケアを行うことが重要だが、多忙なサラリーマンの中には、運動や食事コントロールなどの基本的なセルフケアにさえ手が回らないという人もいる」と述べている。

 調査を実施した「糖転移ヘスペリジン・ビタミンP 研究会」は、機能性素材である「糖転移ヘスペリジン」の研究や情報発信を行う医師や研究者で構成される研究会。ヘスペリジンは、ミカンなどの柑橘類の皮に多く含まれている多機能ポリフェノールで、機能性素材として期待されている。

 今回の調査発表では「機能性素材を摂取するのもセルフケアの1つの選択肢。メタボは単なる肥満ではない、という正しい認識を持ち、基本的な生活習慣改善に加えて身近にある機能性素材も利用し、多忙なサラリーマンにも効果的なセルフケアに取り組んでもらいたい」としている。

© 2014 Soshinsha.
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。

「なぜ運動が良いのか」メカニズムを解明 筋肉ホルモンが心臓を保護 2018.10.03
サッカーで糖尿病を予防 サッカーは骨を丈夫にできる最適な運動 2018.10.02
加齢や健康について周囲に話せるシニアは「幸せ度」が高い 意識調査 2018.10.02
乳がんの新たな検査法を開発 マンモグラフィーの欠点を克服 神戸大 2018.10.02
【9/10〜9/16は自殺予防週間】SNS(LINE・チャット)相談できます! 2018.09.13
「ミドリムシ」の成分が血糖値の上昇を抑制 期待できる健康効果 2018.09.13
糖尿病患者さんに向けて「血糖トレンド」啓発キャンペーンを始動 2018.09.06
「コーヒーは健康に良い」は本当か 何杯までなら飲んで良いのか? 2018.08.30
「第4回がん撲滅サミット」を11月18日(日)に東京ビッグサイトで開催 2018.08.30
介護予防に効果がある「百歳体操」の動画 大阪市が吉本興業と共同制作 2018.08.30
簡単な体力テストで糖尿病リスクが判明 握力やバランス感覚が重要 2018.08.24
「社会的な孤立」「閉じこもり」は危険 高齢者の死亡リスクが2倍超に 2018.08.07
「介護離職」が年間に9.9万人 働きながら介護は346万人 「介護離職ゼロ」の目標遠く 2018.08.07
世界の8.5億人が「腎臓病」 腎臓病の恐ろしさを知らない人が大半 2018.07.20
【健やか21】避難所生活で健康に過ごすための注意点(厚労省) 2018.07.20
「入浴」に健康増進のプラス効果 週5回以上の入浴が心血管を保護 2018.07.20
【健やか21】平成30年度 家族や地域の大切さに関する作品コンクール 2018.07.17
「熱中症」と「エコノミークラス症候群」を予防する方法 被災地で緊急課題に 2018.07.17
子育て中の親のスマホ依存が子どもに悪影響 スマホを置いて対話を 2018.07.17
「超加工食品」がメタボ・糖尿病・がんのリスクを高める 保健指導にも影響 2018.06.28
作りおきに「食中毒」リスク 冷蔵庫保管でも「においで判断」はNG 2018.06.28
「笑い」が糖尿病やメタボ、がんを改善 よく笑うと健康効果を得られる 2018.06.06
「ミドリムシ」からメタボを改善する成分 「痩せるホルモン」を促進 2018.06.06
乳がんと大腸がんを尿検査で早期発見 簡便ながん検査を実用化 2018.05.02
糖尿病の発症前に「慢性腎臓病」(CKD)は悪化 検査で早期発見を 2018.05.02
【連載紹介】何をどう食べるか―体験から得た震災時の食の"知恵袋" 2018.05.02
「プロポリス」が認知機能の低下を抑制 7年間の国際研究で判明 2018.04.27
【健やか21】平成30年度「児童虐待防止推進月間」の標語を募集します! 2018.04.27
夏の夜は「心筋梗塞」の増加に注意 季節の日照時間によって発症に差 2018.04.26
糖尿病リスクは「雨」? 久山町研究の成果で「ひさやま元気予報」 2018.04.19
Copyright ©1998-2013 Soshinsha.
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
日本臨床内科医会プロジェクト
大人の健康生活ガイド facebook
更新情報配信中!
あなたの年代の“平均余命”
知っていますか??
お住まいの地域の「健康リスク」
“死因別死亡率”
病気別ガイド - 原因・症状・対策 -
あなたの脳は大丈夫?

第11回 読み書き「難読漢字・花偏」

難読漢字の読みに挑戦する問題です。何故そのような漢字になったのか調べてみるのも脳の活性化につながります。(2013/2/20)

 続きはこちら