政府の新年度予算案 「糖尿病対策の推進」に2億円
2011年2月10日 16:25
 厚生労働省の全国健康関係主管課長会議が2月4日に開催された。健康局の生活習慣病対策室や疾病対策課などの代表者が、新年度予算案に盛り込まれた事業などについて、都道府県の担当者らに説明した。

 予算案には、専門病院と診療所との連携体制の構築を支援し、糖尿病の進展や合併症を予防する「糖尿病疾病管理強化対策事業」が盛り込まれた。同事業は、「医療機関や医師の信頼関係に基づく連携体制の構築」、「かかりつけ診療所での療養指導の充実」の2本柱で、計上額は約8200万円。診療所での糖尿病療養指導士や管理栄養士等の活用促進も重視している。

 新年度予算案に新規で盛り込まれた生活習慣病関連の事業は次の通り――

平成23年度厚生労働省予算案
( )内は2010年度予算額

●生活習慣病対策 34億円(44億円)

1. 糖尿病対策の更なる推進 2.1億円

(1)糖尿病発症予防対策の強化
 国民一人一人が日々の生活の中で自発的に健康づくりに対して具体的な行動を起こしていけるよう、民間企業と連携し、健康づくりの国民運動化を推進する事業等 を実施する。

(主な事業)
・すこやか生活習慣国民運動推進事業 7100万円
・糖尿病予防戦略事業 3700万円

(2)糖尿病重症化予防対策の強化
 糖尿病の重症化予防のため、患者の病状に応じた適切な診療を受診できるよう、一般診療所と専門病院との診療連携体制構築の支援を行う。また、適切な食事療法・運動療法を行うため、診療所における糖尿病療養指導士や管理栄養士等の活用促進の支援等を行う。

(主な事業)
・糖尿病疾病管理強化対策事業 8200万円
・疾病の重症化予防のための食事指導拠点整備事業 1900万円

2. 健康づくり・生活習慣病対策の推進 32億円
 健康寿命の延伸を実現すること等を目的とした「健康日本21」を着実に推進するため、たばこ対策、ボランティアを活用した健康づくりを推進するほか、国民健康・栄養調査や生活習慣病の予防から診断、治療に至るまでの研究等を実施する。また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)について、早期発見・早期治療につなげるために、COPDのリスクに関する正しい情報を喫煙者等に対して提供する等の取組を新たに支援する。

(主な事業)
・たばこ対策促進事業 4100万円
・実践的な予防活動支援事業 9000万円
・健康増進事業(肝炎対策分除く) 12億円
 健康増進事業に慢性閉塞性肺疾患(COPD)健康教育を追加。
・循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業 11億7100万円

平成23年度厚生労働省所管予算案関係(厚生労働省)

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