トクホ広告自主基準を改定 日本健康・栄養食品協会
2011年3月 8日 18:18
 日本健康・栄養食品協会は、特定保健用食品(トクホ)について、消費者の適正な理解や利用を促す目的で、『「特定保健用食品」適正広告自主基準[改定版]』を公表した。

 特定保健用食品(トクホ)は、国民の健康維持・増進に寄与すべく開発された健康効果等に関する表示が消費者庁により認可・承認された製品。同協会が自主基準を作成したのは平成19年6月。「適正な範囲内での広告表現によりトクホの普及をはかることが、消費者の食への関心や生活習慣病予防に大きく貢献する」としている。

 トクホの自主基準の客観性を高め、消費者の理解をより深めたいという考えから、消費者庁や消費者団体等の意見をふまえ、同協会特定保健用食品部門技術部会で改定作業を進めていた。

 今回の改定で力点がおかれているのは、トクホに対して消費者の誤認を招きかねない表現・表示等を行わないこと。トクホ製品には許可を受けた摂取をする上での注意事項に基づいて「治療中の方は医師に相談してください」、「多量摂取により疾病が治癒したり健康がより増進するものではありません」等を明記し、「間違った摂取がされないよう十分に注意すること」と注意を促している。

 製品の作用メカニズムについて「消費者の理解を助けるような表現(文章、イラスト、動画等)を使用することは差し支えない」としながらも、「内容が誤認されないよう留意すること」、「トクホの関与成分には、医薬品に似た作用メカニズムを持つものがあり、メカニズムを強調しすぎるとトクホの特性の誤認につながるので、十分に注意すること」とした。

 統計データ等の使用については、「国民健康・栄養調査、特定健康診査・特定保健指導の説明等、健康・栄養に関する一般的な情報や資料を広告に使用することは差し支えない」としながらも、「引用元の資料を明記すること」、「誇大解釈させたり、誤認させることのないよう十分に注意すること」、「個々の商品の機能と結びつけるような表現はしないこと」とした。トクホ表示による消費者の誤認を防止するために、明確な線引きをしたといえる。

 配合成分などについての注意事項としては、「一般的な栄養成分の情報、食感などの製品特徴等を広告する場合は、それらが許可表示と誤認されないようにすること」、「配合成分を健康訴求と関連づけた表現はしないこと」などとして、トクホ表示に便乗し消費者の混乱を招きかねない広告をしないよう注意を促している。

(財)日本健康・栄養食品協会
  『「特定保健用食品」適正広告自主基準』〔改定版〕の送付について

健康や栄養に関する表示の制度について(厚生労働省)

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