スマホで糖尿病治療を改善、医療機関とつながる「Welbyマイカルテ」
2015年11月 9日 11:04
 患者の療養生活をサポートするアプリなどを提供しているウェルビーは、「Welbyマイカルテ」の提供を10月に開始した。
無料でクラウドサービスに登録
測って、記録して、つながる「治療ノート」
 ウェルビーが提供している患者の療養管理に活用できるアプリのダウンロード数は5万件を超えている。今回、提供をはじめた「Welbyマイカルテ」は、糖尿病などの患者の自己管理をサポートするクラウドサービス。「Welbyマイカルテ」に無料で登録すれば、患者は日常のバイタルデータ(血糖値、血圧、体重など)や、食事や運動の記録、行動目標などを記録できるようになる。

 記録したデータは、クラウドで保存され、インターネットのつながる環境さえあれば、いつでもどこでも、PC、スマホ、タブレットなどで自分の記録を確認することができる。

 クリニックや病院は、「Welbyマイカルテ」を自施設のブランドで、患者に配布することができる。患者に施設のIDとパスコードを伝えることで、クリニックや病院と患者との間でデータ共有が可能となる。

 今後は、患者の入力を簡便にするために、自己測定機器(自己血糖測定器、血圧計、体組成計、活動量計など)との自動連携を進めていき、さらには施設での検体検査結果の共有などへと拡張していく予定だ。

 ウェルビーは、医療機関でのトライアル利用をすでにはじめており、患者への効果を検証する実証実験のプロジェクトも開始している。

 患者は1人でも利用することができ、以下のページから新規登録すれば、すぐに利用開始できる。

クリニックや病院も活用できるデジタル「自己管理手帳」
 医療機関では、患者向け自己管理手帳として「Welbyマイカルテ」を活用できる。医療従事者からは「画面にクリニック名が出るので、患者さんにつながりを意識してもらい、自己管理のモチベーション向上につながる」「医療機関と患者の間のつながりを強化でき、患者の治療継続への意欲を高められる」といった評価を得ているという。

 共有された食事写真などにコメントを付けることで、食事指導の補助として簡便に使え、管理栄養士の食事指導の効果を上げる助けとしてなど、指導方針に合わせて、さまざまなかたちで利用できる。

 ウェルビーは、2011年よりパーソナルヘルスレコード(PHR)のサービスを提供する企業として、医療機関、健保組合、自治体向けサービスを提供しており、昨年の薬機法の改訂により、医療現場のより踏み込んだニーズに応えるために製販業の免許を取得した。今後は、大学病院などとの臨床試験の結果をふまえた対応なども進めていくという。

Welbyマイカルテの機能
1. 患者向けアプリ
 スマートフォンやタブレットから指導内容に合った各種記録の入力と、記録の確認ができる。
 また、対応機器を登録すれば各種計測機器から計測値を自動登録することもできる。

2. 患者のデータを一元管理
 患者の日々の状態を管理画面を通して一元的に管理できる。
・バイタル(血糖値・血圧)や体重、行動目標、運動、食事など、患者の状態を表示。
・管理者権限の設定(複数の医療者と患者の共有状況を管理)
・カルテタイプ設定(指導する内容により入力項目の変更が可能)
・グループ設定(指導するグループ単位で分けて管理することが可能)

3. SNSを介して行動変容をサポート
 患者の日々の記録を、医療者側の管理画面に加え、ウェルビーのSNSサービス「Welbyシェア」を介して医療者や家族などとも共有できる。周りの応援によって患者の自己管理が継続しやすくなる。

4. ホームページ、予約システムとも連携
 病院・クリニック向けホームページ制作サービスや予約システム、クリニック検索サイト(WelbyMap)とも連携可能。ICTでクリニック経営を支援。
 病院・クリニックのホームページから患者のマイページを渡しているようなイメージになる。
ウェルビー(Welby)
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