日本生活習慣病予防協会
肥満防止憲章 欧州50カ国が採択
2006.11.16
 世界保健機関(WHO)と欧州や中央アジアの53国は、急増している肥満対策として、世界で初めて「欧州肥満防止憲章」を採択した。イスタンブールで開いた閣僚会議で決定したもの。

 5年で肥満の増加を抑え、2015年までに増加傾向に歯止めをかけることを目標にする。成果を来年以降のWHO総会などで世界各国に報告するという。憲章では、各国による国境を越えた取り組みと連携の推進を規定した。

 憲章には、
・ 高エネルギー食品などの子供向けの広告や販売を規制する。
・ 低エネルギー、低脂肪、低塩食品などの生産を支援する。
・ 遊歩道やサイクリングロードなど、運動を支援する設備を整備・拡大する。
とった具体的な内容が取り込まれている。

 例えば、ノルウェーとスウェーデンでは子供向けの高エネルギー食品などの広告は禁止されているが、オランダ、ポルトガル、スペインでは自主規制という対応がとられている。肥満対策を推し進めるために、今後は参加国で一致した戦略が適用されることになる。

 肥満は全世界で急増しており、大人の半分が太り過ぎで、欧州の子供の5人に1人が太り過ぎとみられる。世界の肥満者の割合は、欧州では2010年に成人の20%、青少年の10%に達すると見込まれている。

 肥満の程度が高くなるほど、糖尿病や動脈硬化症など様々な生活習慣病にかかる率が増え、死亡率も高くなる。こうした病気により年間100万が亡くなっており、各国の医療経済を脅かしている。欧州では、医療費の6%に肥満が影響しているという。

詳しくは世界保健機関(WHO)のサイトへ(英文)
(TERA)  
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