日本生活習慣病予防協会
生活習慣病予防に果たす役割も大きい 日本産業保健師会
2009.08.17
 「産業保健師」の職能団体「日本産業保健師会」(会長:西内千代子)が、ホームページを開設し、会員を募集している。

 日本産業保健師会は、日本看護協会、全国保健師長会、全国保健師教育機関協議会、公衆衛生看護研究会の5団体が構成する「日本保健師連絡協議会」のメンバーで、他領域の保健師団体と連携して活動している。産業保健師の活動基盤や専門性の保証強化や、産業保健師活動のあり方を考察する研修会や集会を開催することを活動方針としている。

 医師や看護師が病気にかかった患者をケアするのに対し、保健師は健康管理を通じ病気の一次予防に与する役割を担っている。2型糖尿病などの生活習慣病やその予備群の減少を目的とする「特定健診・保健指導」が2008年度から開始され、特定保健指導では生活習慣の改善が必要な人に保健指導が行われる。保健師はその中核を担うと目されている。

 爆発的に増加している糖尿病の対策として、生活習慣の改善、特に食生活と運動への取り組みが必要となる。糖尿病患者にとって、地域のかかりつけ医から専門医などへの一次予防から三次予防までの連携がとりわけ重要だが、特定健診の受診による個人の健康管理をもとに行う糖尿病の一次予防も喫緊の課題となっている。

 治療を中断している糖尿病患者を対象に、保健師らが自宅に出向いて生活習慣の改善や治療の継続を促す家庭訪問指導を行う例も出ており、保健師の活動は注目されている。

 産業保健師は主に企業や健保組合、労働衛生機関などに勤務し、健康教育、保健指導などを通じて労働者の疾病の予防や健康増進などの公衆衛生活動を行う、労働者にとってもっとも身近な専門職となっている。日本産業保健師会では「職場で産業医や衛生管理者とチームを作り、企業で働く労働者の身体的・精神的な健康管理や増進にあたるなど、産業保健師に求められる役割は増している」と述べている。

 ホームページでは、会の活動紹介や情報発信を行っていく。産業保健師の広い認知と組織化を目的に会員募集も行っている。9月には「メンタルヘルス対策の仕組みづくりに向けた産業保健師の役割」をテーマに研修会を開催する。

日本産業保健師会研修会 メンタルヘルス対策の仕組みづくりに向けた産業保健師の役割(2009年9月26日(土) 東京)

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(TERA)  
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