日本生活習慣病予防協会
オーダーメイド医療の実現に向け遺伝子研究 文科省
2009.08.25
 文部科学省は、2008年度から開始した「個人の遺伝情報に応じた医療の実現プロジェクト」(第2期)をさらに推進するため、「疾患関連遺伝子研究」を3疾患領域で開始する。SNP(遺伝子の個人差)と薬剤の効果、副作用などの関係をあきらかにすることで、発症や予防との関連が解明されると期待されている。

 プロジェクトは、遺伝情報を基に一人ひとりにあった予防・治療を実現する医療(オーダーメイド医療)を実現するために、第1期を2003年度から07年度まで実施。30万症例のDNA、血清の収集やSNP(一塩基多型)タイピングの実施などの成果を得た。

 2008年度から12年度にかけて実施する第2期では、3疾患領域(肝臓関連疾患領域、婦人科関連疾患領域、骨・筋肉関連疾患領域)で、第1期で構築したデータおよび資源を円滑に最大限活用するため、バイオバンクの安定的な維持・運営を図り、疾患関連遺伝子研究をさら推進する。

 東京大学医科学研究所(バイオバンクジャパン)、岩手医科大学、大阪府立成人病センター、癌研究会附属病院、国立病院機構大阪医療センター、滋賀医科大学、順天堂大学、東京都健康長寿医療センターなどが引き続き協力し、血清と臨床情報の収集を継続して実施する。

 2009年度は、国民の健康に特に大きな影響を与える「肝臓関連疾患領域」(B型慢性肝炎、C型慢性肝炎、肝硬変、肝がん)、「産婦人科関連疾患領域」(子宮筋腫、子宮内膜症)、「骨・筋肉関連疾患」(骨粗鬆症、筋萎縮性側索硬化症、関節リウマチ)の3領域を進める。

オーダーメイド医療実現化プロジェクト(文部科学省)

(TERA)  
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