日本生活習慣病予防協会
たばこを1箱1600円に オーストラリアのたばこ規制
2009.09.07

Australia:The Healthiest Country by 2020 - National Preventative Health Strategy
 オーストラリア政府の特別委員会が6月に発表した報告書「オーストラリア:2020年までにもっとも健康的な国に」では、喫煙から引き起こされる生活習慣病を減らすために、たばこ税を引き上げや広告規制などが必要と強調している。

 たばこは、肺がんをはじめとする多くのがん、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、歯周病などの重大な危険因子となる。喫煙以外にも、飲酒、過食などの不健康な生活習慣が、これらの病気の発症につながる。報告では、これらの病気の32%が喫煙、飲酒などと関連があり、生活習慣の改善で予防が可能だと指摘。

 2003年におけるオーストラリアでの全死亡の12%にあたる約1万5000人以上の死亡に喫煙が関連している。オーストラリア人の喫煙率は、2001年の19.5%から2007年の16.6%に減少したが、まだ「不十分」だという。喫煙率を10%未満に下げることで、30万人のオーストラリア人の早すぎる死亡を防ぐことができるとしている。

 喫煙率を下げるために有効な施策として、たばこ税を引き上げ、現在10〜15豪ドル(約800〜1200円)のたばこ1箱の価格を、3年以内に20豪ドル(約1600円)以上にするよう求めている。

 たばこの箱に、喫煙により発症した肺がん、喉頭がん、口腔・咽頭がん、食道がんなどの写真を表示し健康警告を行うことや、特に若者の喫煙率を下げるために、テレビ放送などの子供や若者向け番組から喫煙シーンをなくし、たばこの広告を規制する対策なども盛り込んだ。

The National Preventative Health Strategy(yourHealth)
National Tobacco Campaign(オーストラリア政府)

(TERA)  
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