日本生活習慣病予防協会
昼食「20分未満」が6割 「昼休みに運動」は少数
2009.09.17
 働きざかりの40歳代男性のおよそ6割は昼食を「20分未満」で済ませているという調査結果を、ANAクラウンプラザホテルが発表した。早く食べる人ほど肥満が増える傾向があるという報告もあり、同ホテルは食事時間の過ごし方が肥満や生活習慣病の予防に深く関わると注意を促している。

 調査は今年5月に20代から40代の男女を対象に、インターネット上で実施した。有効回答数は1118、年齢は20歳代が35.7%、30歳代が30.7%、40歳代が33.6%。既婚者が44.3%。性別は男性50.7%、女性49.3%、未婚者が55.7%だった。

昼食後の散歩や運動、8割は「やっていない」
 調査によると、ランチタイムを1時間とした場合、食事にかける時間は30分未満が全体の7割以上、30分以上かける人は2割余りにとどまった。とりわけ男性のランチ時間が短く、40代男性で30分以上かけている人は4割にすぎない。「10分以上20分未満」がほぼ半数で、「10分未満」も14%に上った。

 ANAクラウンプラザホテルでは、「脳が満腹感を感じるまでに約20分かかる。食事には30分以上をかけることが肥満予防につながる」という、大部正代・中村学園大学栄養科学部教授のコメントを紹介している。

 全体の7割は理想の昼休み時間の過ごし方として「ゆっくり食事に使いたい」と考えているが、実際には一部を仕事に使っている人が40代では男性で38%、女性で35%に上る。「雑誌や新聞などを読む」と答えた人も多く、男性43%、女性47%が該当する。一方で、昼休みに運動をしている人は少数で、「散歩する」と答えた人は40代では男性21%、女性13%。「フィットネスクラブなどでの運動」はさらに少なく、男女とも6%程度だった。

 ふだんどのように昼食をとっているか尋ねたところ、40代では「手作りの弁当」(男性29%、女性52%)がもっとも多く、男性では「レストランや定食屋で」(23%)、「コンビニエンスストアの弁当」(11%)、「ハンバーガー、牛丼店、そば屋、ラーメン屋などのファストフード」(5%)と続いた。

 大部教授は「昼食は空腹感の解消だけでなく、仕事のストレス解消、職場のコミュニケーションづくりの場にもなっている。短い昼食時間にこそ食事をよく味わい、ストレスを解消することで午後の活力源につながる」とアドバイスしている。


ANAクラウンプラザホテル調査

IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社

(TERA)  
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