世界糖尿病デー ブルーライトアップで糖尿病コントロールを呼びかけ
2010年11月15日 11:23
 11月14日の世界糖尿病デーに、世界各地でブルーライトアップが実施され、糖尿病の早期受診と治療が重要だと呼びかけられる。
世界糖尿病デー
世界糖尿病デーのロゴは60言語で公開されている
ブルーにライトアップされる
東京都庁舎と東京タワー

2009年の世界糖尿病デーに撮影
11月14日は「世界糖尿病デー」
 11月14日は「世界糖尿病デー」。世界各地で糖尿病の予防・対策を啓発するイベントが開催され、建築物などのブルーライトアップ、手つなぎによるブールサークル、ウォーキング大会、糖尿病の検査などが実施される。

 日本でも、世界糖尿病デー実行委員会により全国各地でブルーライトアップが実施される。

 最初の世界糖尿病デーは1991年に、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)によって開催された。糖尿病の脅威が世界規模で拡大しているのを受け、国連は2006年に糖尿病対策に積極的に取り組む決議を採択し、世界糖尿病デーは国連の定めた日になった。

 糖尿病キャンペーンのシンボルマーク「ブルーサークル」は、国連や空を表す「青(ブルー)」と団結を表す「輪(サークル)」を意味している。11月14日は、1921年に世界で初めてインスリンの抽出に成功したカナダの医師であるフレデリック・バンティングの誕生日にあたる。

 今年の世界糖尿病デーのスローガンは「さあ糖尿病のコントロールを始めよう(Let's take control of diabetes. Now.)」。「糖尿病教育と予防」を重点的なテーマとした5年間のキャンペーンも2009年から開始されている。

 糖尿病の治療では、自己管理が重要な役割を担う。全世界で協力し合いキャンペーンを実施することで、糖尿病に対する社会的な関心を高め、糖尿病の治療と糖尿病合併症の予防に積極的に取り組み、コントロールする意欲を高めようという狙いがある。

東京都庁舎もブルーライトアップ
 東京都でも、11月14日から16日までの3日間、午後6時30分から午後11時まで東京都庁第一本庁舎をブルーにライトアップする。

 現在、40〜74歳の都民の3人に1人が糖尿病を疑われる。糖尿病は自覚症状に乏しく、治療せずに放置していると、合併症を引き起こし、網膜症による失明や腎不全による透析などの原因となる。

 また、早期から治療に取り組むことで、動脈硬化の進行を抑え、心筋梗塞や脳卒中などの深刻な病気の発症を予防することができる。

 都は糖尿病の重症化や合併症の発症の減少を目指し、リーフレット(小冊子)も作成した。

 リーフレットは、健康診断で血糖値が高いことが判明した人の早期受診と治療継続を促す内容。区市町村を通じて配布するほか、希望する都内の健康保険組合や企業にも提供される。

再生ボタンを押すと、ビデオ再生が始まります
(左)東京都が制作した早期受診と治療継続を促すリーフレット。
(右)野村克也氏が糖尿病の予防や治療の大切さを訴えるビデオ。11月8日から1週間、JR山手線、中央線、京浜東北線、京葉線の車内モニターで放映されている(映像は昨年度に制作された)。
「ビック・ブルー・テスト」で世界の人々と糖尿病を共有
 今年の世界糖尿病デーには、世界糖尿病連合(IDF)や糖尿病ハンズ財団(DHF)が中心となり、「ビック・ブルー・テスト」というキャンペーンも実施される。

 ビック・ブルー・テストでは、11月14日に世界中で糖尿病患者がいっせいに血糖測定を行い、続いて14分間の運動を実施、その後でもう一度血糖測定を行い、その結果をインターネットを通じて、世界中の人々と共有する。

 運動をすることで、体のブドウ糖や脂肪が使われ血糖が低下する。血糖測定を行うことで、運動の効果をあらためて確かめ、運動の習慣化がもたらす恩恵を世界に向けてアピールしようという狙いがある。

 途上国の小児糖尿病患者への支援策の強化も、大きな目標となっている。プロモーションビデオがインターネットで公開され、ビデオを1回視聴するたびに、途上国の糖尿病の子供を救うための基金に、寄付金が支払われる仕組みになっている。

世界糖尿病デー「ビック・ブルー・テスト」 ビデオ
 ビデオを視聴するごとに、途上国の糖尿病の子供を支援する基金「ライフ・フォー・チャイルド」に寄付される。世界中で視聴されており、再生回数は12日時点で8万7000を超えた(日本時間)。

関連情報
世界糖尿病デー:ビデオを見て糖尿病患者を救おう「ビック・ブルー・テスト」

世界糖尿病デー 公式ホームページ[世界糖尿病デーイベント実行委員会]
世界糖尿病デーに合わせて都庁舎をブルーにライトアップします(東京都)
World Diabetes Day(International Diabetes Federation)

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