医療と介護「給付と負担のバランスに不安」 厚労省調査
2011年8月26日 15:15
 厚生労働省は「社会保障に関するアンケート」をまとめ発表した。社会保障について「自分が一生涯で負担した分より受け取る給付が減少する」と考えている人が半数以上で、給付と負担のバランスについて不安を感じている人が多い実態が浮き彫りになった。

 調査は2011年2月に実施、20〜70代の男女2300人が対象で、回収は郵送で行い回収率は58.3%だった。

 社会保障給付について「現状は維持できる」との回答は3.7%にとどまり、働き盛りの現役世代は負担と給付に不安を感じており、特に40歳以下では70%以上が「負担よりも少ない給付しか受けられない」と答えた。

半数以上の人は「自分が負担した分より給付は減少」と感じている
 調査によると、社会保障の給付と負担のバランスについて「自分が一生涯で負担した分より受け取る給付が減少する」と考えている人が59.4%に上った。

 40歳代以下では、全ての年齢層の半数以上の人が「自分が一生涯で負担した分よりもかなり少ない給付しか受けないと思う」と回答し、「やや少ない給付しか受けないと思う」との回答も25%以上に上り、7割以上の人が負担分より給付が減少すると感じていた。

 一方、50代以上では高齢になるほど負担分より給付が「増加」か「同等」と考える人の割合が高くなる傾向があり、70代では負担分より給付が「かなり多い」が10%以上、「やや多い」が約30%に上った。

「医療」と「介護」の見直し:高齢になるほど関心が高まる
 社会保障の負担が今後目指す方向としては「全ての世代で支えていくべきであり、高齢者と現役世代双方の負担の増加はやむを得ない」と回答した人が56.6%と半数を超え、「高齢者に現在以上の負担を求めるべきではなく、現役世代の負担の増加はやむを得ない」が17.9%、「現役世代に現在以上の負担を求めるべきではなく、高齢者の負担の増加はやむを得ない」が11.3%で続いた。

 一方で、今後の給付と負担のバランスについては、給付水準を維持または引きあげるため「一定の負担増容認」の割合は60歳代で62.0%と高いが、年齢が下がるにつれ低くなり、20代では39.7%ともっとも低い結果になった。

 社会保障給付を健全に維持するために、緊急に見直しが必要な分野については、「年金制度」(66.3%)、「介護制度」(56.9%)、「医療制度」(53.1%)、「子ども、子育て関連」(42.0%)が上位を占めた。年齢が高くなるほど「医療制度」「介護制度」を挙げる割合は上昇した。

社会保障:緊急に見直しが必要だと思われる分野はどれ
「社会保障に関するアンケート」の調査結果(厚生労働省)
© 2014 Soshinsha.
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。

「なぜ運動が良いのか」メカニズムを解明 筋肉ホルモンが心臓を保護 2018.10.03
サッカーで糖尿病を予防 サッカーは骨を丈夫にできる最適な運動 2018.10.02
加齢や健康について周囲に話せるシニアは「幸せ度」が高い 意識調査 2018.10.02
乳がんの新たな検査法を開発 マンモグラフィーの欠点を克服 神戸大 2018.10.02
【9/10〜9/16は自殺予防週間】SNS(LINE・チャット)相談できます! 2018.09.13
「ミドリムシ」の成分が血糖値の上昇を抑制 期待できる健康効果 2018.09.13
糖尿病患者さんに向けて「血糖トレンド」啓発キャンペーンを始動 2018.09.06
「コーヒーは健康に良い」は本当か 何杯までなら飲んで良いのか? 2018.08.30
「第4回がん撲滅サミット」を11月18日(日)に東京ビッグサイトで開催 2018.08.30
介護予防に効果がある「百歳体操」の動画 大阪市が吉本興業と共同制作 2018.08.30
簡単な体力テストで糖尿病リスクが判明 握力やバランス感覚が重要 2018.08.24
「社会的な孤立」「閉じこもり」は危険 高齢者の死亡リスクが2倍超に 2018.08.07
「介護離職」が年間に9.9万人 働きながら介護は346万人 「介護離職ゼロ」の目標遠く 2018.08.07
世界の8.5億人が「腎臓病」 腎臓病の恐ろしさを知らない人が大半 2018.07.20
【健やか21】避難所生活で健康に過ごすための注意点(厚労省) 2018.07.20
「入浴」に健康増進のプラス効果 週5回以上の入浴が心血管を保護 2018.07.20
【健やか21】平成30年度 家族や地域の大切さに関する作品コンクール 2018.07.17
「熱中症」と「エコノミークラス症候群」を予防する方法 被災地で緊急課題に 2018.07.17
子育て中の親のスマホ依存が子どもに悪影響 スマホを置いて対話を 2018.07.17
「超加工食品」がメタボ・糖尿病・がんのリスクを高める 保健指導にも影響 2018.06.28
作りおきに「食中毒」リスク 冷蔵庫保管でも「においで判断」はNG 2018.06.28
「笑い」が糖尿病やメタボ、がんを改善 よく笑うと健康効果を得られる 2018.06.06
「ミドリムシ」からメタボを改善する成分 「痩せるホルモン」を促進 2018.06.06
乳がんと大腸がんを尿検査で早期発見 簡便ながん検査を実用化 2018.05.02
糖尿病の発症前に「慢性腎臓病」(CKD)は悪化 検査で早期発見を 2018.05.02
【連載紹介】何をどう食べるか―体験から得た震災時の食の"知恵袋" 2018.05.02
「プロポリス」が認知機能の低下を抑制 7年間の国際研究で判明 2018.04.27
【健やか21】平成30年度「児童虐待防止推進月間」の標語を募集します! 2018.04.27
夏の夜は「心筋梗塞」の増加に注意 季節の日照時間によって発症に差 2018.04.26
糖尿病リスクは「雨」? 久山町研究の成果で「ひさやま元気予報」 2018.04.19
Copyright ©1998-2013 Soshinsha.
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
日本臨床内科医会プロジェクト
大人の健康生活ガイド facebook
更新情報配信中!
あなたの年代の“平均余命”
知っていますか??
お住まいの地域の「健康リスク」
“死因別死亡率”
病気別ガイド - 原因・症状・対策 -
あなたの脳は大丈夫?

第11回 読み書き「難読漢字・花偏」

難読漢字の読みに挑戦する問題です。何故そのような漢字になったのか調べてみるのも脳の活性化につながります。(2013/2/20)

 続きはこちら