受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が成立した。年内にも一部施行し、東京五輪・パラリンピックを控えた2020年4月に全面施行する。多くの人が集まる施設は原則として、屋内禁煙となる。違反者にはじめて罰則も設けた。

腎臓病の有病者数は世界で8億5,000万人に増えていると、国際腎臓学会(ISN)が発表した。有病者数は糖尿病の2倍、がんの20倍以上に上るという。腎臓病の脅威は世界中で拡大しているが、多くの人がその恐ろしさを理解していない。

日本老年医学会は「健康長寿達成を支える老年医学推進5ヵ年計画」を発表した。日本で山積する高齢者医療に関する問題を5つのテーマにまとめ、具体的にどのように対応していくかを示している。

乳がん患者が抱く再発への不安を心理療法を使って緩和するアプリを、名古屋市立大学の研究チームが開発した。効果を確かめる臨床研究を始めており、スマートフォンやインターネットを通じて、研究への参加を募っている。

日本人を対象に大規模ゲノムワイド関連解析(GWAS)を行うことで、2型糖尿病に関連する遺伝子と、糖尿病の発症しやすさとの関係が明らかになった。多目的コホート研究「JPHC研究」の成果。

産業技術総合研究所などの研究グループは、ミドリムシから「痩せるホルモン」の分泌を促進させる物質を作り出すのに成功した。メタボリックシンドロームのマウスに与えたところ、内臓脂肪が減り、体重増加を抑制する効果を得られたという。 　

https://www.dm-net.co.jp/calendar/2018/027998.php

東京都健康長寿医療センターと都築電気は、「高齢期のフレイルを予防する社会システム(大都市モデル)の開発」にかかるIoTの活用を伴うICTシステムの共同研究を開始すると発表した。

日本人の高齢者でもっとも改善の余地があるのは、男女ともに「やせ過ぎ」(低体重)で、男性では「友人との交流を増やし」「喫煙を減らす」ことで健康年齢の延長を期待できるという日英の国際比較研究を東北大学が発表した。

「年齢を重ねても、いつまでも若々しくいたい」と思っていても、数ある健康法のどこから手を付けたら良いかと迷う人は多い。そうした人向けに日本医師会は、高齢者の認知機能を低下させない健康法をホームページで紹介した。