近距離用のモビリティとサービスを提供するWHILL（株）は、フレイル予防の第一人者である飯島勝矢教授（東京大学）監修のもと、シニアの好奇心や行動力を維持し、人や社会とのつながりを広げることで、実年齢に関係なく社会的年齢（ソーシャル・エイジ）を伸ばし、フレイル予防をするヒントをまとめたアイデア集「ソーシャル・エイジ向上アイデア」を公開しました。

（株）国際電気通信基礎技術研究所とヴイストン（株）が共同開発した赤ちゃん型ロボット「かまって『ひろちゃん』」との触れ合いが認知症高齢者（要介護者）とその介護者に及ぼす効果を検証する長期的な実験を、社会福祉法人隆生福祉会の介護施設「特別養護老人ホームゆめパラティース」で開始します。

日本健康会議が「健康なまち・職場づくり宣言2020」2020年度の達成状況を同団体データポータルサイトに公開しました。2020年度の宣言達成状況が過去分とともに宣言別、地域別により詳しく参照できます。

花王（株）生物科学研究所・スキンケア研究所・解析科学研究所は、皮脂RNAモニタリングの研究を進めることで、絶えず変化している肌状態を精度高く予測する技術開発に取り組んでいます。このほど、皮脂RNAが月経周期や加齢に伴って変動することや、肌や体の状態に関連する86の項目が、AIを用いることで予測可能であることを見いだしました。

富山市では、市中心部及び観光地である岩瀬地区の飲食店や観光施設30カ所で「顔認証」決済システムの社会実験を開始しました。顔認証技術による非接触な決済システムの利便性を体感してもらうとともに、同システムが観光動向に及ぼす影響等を検証します。NEC（株）が開発した生体認証「Bio-IDiom」を活用したものです。

京都府、一般社団法人京都府医師会、（株）NOBORI、（株）Preferred Networksは、今年度京都府で実施される肺がん検診で深層学習技術を用いた胸部X線画像の診断補助ツールを試験導入することを発表しました。本ツールはPFNが開発したもので、医師による画像診断前に肺がんなどの可能性がある異常陰影を自動検知して表示します。本ツールの試験導入により、医師の診断負荷および見落としリスクの低減効果を評価します。

花王（株）パーソナルヘルスケア研究所とサニタリー研究所は、モーションキャプチャ技術を用いて幼児97名の歩行計測を行ない、幅広い月齢の3次元歩行データを解析しました。その結果、歩行の発達過程における変化を数値データでとらえ、どこの関節の動きが、いつごろ変化するかを明らかにしました。

凸版印刷（株）と米国・FIGUR8 Inc.は、新型コロナウイルスなどの影響により需要が高まるオンラインフィットネス業界向けに、筋骨格センサーを活用し、個人の身体動作の客観的定量データを高精度、短時間で計測・取得・分析を行い、計測データに基づいたトレーニング指導を提供する実証実験を実施し、トレーナー、被験者双方にデータ活用の価値を見出す結果を得ました。

オムロン ヘルスケア（株）が自社社員30名を対象に「日中の血圧変動」に関する社内調査を実施しました。その結果、時間帯や曜日、会議中やデスクワークといった異なる状況下において、日中の血圧変動に個人差や違いがあることを確認できたとのことです。

ダイドードリンコ（株）が「足操作自動販売機」の実証実験を開始しました。コロナ禍に対応すべく"足"による操作で、商品選択や商品取り出し口フラッパーの開閉が可能になるため、接触機会の低減につながります。