研究・開発につながる調査統計データや研究情報に関するニュースを配信します。
-
2021年07月07日フレイルは特定健診だけでは発見できない 65歳の3%に「サルコペニアの疑い」 痩せ・運動不足でリスク増 医療・健康介護・福祉地域
65歳の神戸市民1,800人を対象にした調査で、約3%にサルコペニアの疑いがあることが、神戸大学の調査で明らかになった。サルコペニアが疑われる人は、肥満の合併はほとんどなく、特定健診ではむしろ好ましい検査結果がみられたが、詳しくは調べてみるとフレイルの傾向が強かった。サルコペニアの危険因子は痩せと運動不足であることも示された。「サルコペニアには早期からの介入が有効であることを考えると、将来の要介護や寝たきりを減らしていくうえでは、現在の特定健診に加え、サルコペニアを評価できる検査を受けることも必要です」と、研究者は述べている。
-
2021年04月06日新型コロナで男性39%、女性55%が「ゆううつ」に? 脳科学とAIを活用してメンタル改善! 医療・健康地域
長引くコロナ禍により、「ゆううつな気分になることが増えた」という市民が、男性で39%、女性で55%に上ることが、広島市の調査で明らかになった。これを受けて、広島大学は最新の脳科学の研究成果をふまえ、AI(人工知能)やデジタル技術を融合して、うつ病、依存症、児童虐待、自殺などの問題を解決するプロジェクトを立ち上げた。
-
2020年08月04日自宅で"筋活"を行いロコモ予防 筋肉量と筋力の向上を目指す「ロコモ予防運動プログラム」を始動 順天堂大 医療・健康介護・福祉地域
順天堂大学が、ロコモティブシンドローム予防のために、筋肉量や筋力を向上させる「筋活」ができる運動プログラムを開発し、ウェブサイト上で公開を始めた。
-
2020年06月03日在宅での高齢者の健康づくりに活用できるスマホ用アプリを公開 健康長寿医療センターなど 医療・健康地域
東京都健康長寿医療センターと慶應義塾大学は、在宅での高齢者の健康づくりに活用できるスマートフォン用アプリ「運動カウンター」「食べポン」を公開した。このアプリを利用してもらい、高齢者に在宅で運動習慣や良好な食習慣を保持してもらうことを期待している。
-
2019年12月02日佐賀県の「歩くライフスタイル推進プロジェクト」 無料アプリを配信しウォーキングを促進 医療・健康地域
佐賀県は、県内に公共の交通機関が少なく、運動不足の県民が多い。その結果、働き盛りの世代で肥満が増えており、全国でも糖尿病予備群の割合が高い。そこで県は「歩くライフスタイル推進プロジェクト」を開始した。ウォーキングを促進するために、無料のアプリ「SAGATOCO(サガトコ)」の配信も始めた。
-
2019年10月01日「身体的フレイルの簡易チェックシート」を作成 地域在住高齢者のフレイル予防事業に活用 九州大 医療・健康介護・福祉地域
九州大学が、6つの質問項目に回答するだけでフレイルを迅速に判定できる簡易フレイルチェックシートを作成した。市町村のチェック事業での活用を期待している。
-
2019年09月02日金沢大学がAIを活用した糖尿病性腎症重症化予防の共同研究を開始 日本人に最適な予防法を開発 医療・健康企業地域
金沢大学と東芝は、糖尿病性腎症の重症化を予防する共同研究を開始した。金沢大がこれまでの研究で得た知見や情報を、東芝のAI(人工知能)で解析。腎臓病が重症化する仕組みや最適な予防法を2020年度までに解明することを目指す。人工透析治療を導入する前に、疾病を早期治療できる可能性がある。
-
2019年08月01日高血圧学会が自治体対象にモデルタウン募集 「高血圧ゼロのまち」を目指す 医療・健康企業地域
日本高血圧学会では、「高血圧ゼロのまち」を目指すモデルタウンの公募を開始した。現在、「高血圧ゼロ」を目指す自治体の参加を募っている。
-
2019年07月01日「身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」を作成 医療・健康地域
「医療現場における成年後見制度への理解及び病院が身元保証人に求める役割等の実態把握に関する研究」班(研究代表者:山梨大学大学院総合研究部医学域 社会医学講座 山縣 然太朗)はこのほど、「身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」を取りまとめ、公表した。